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濱野 美津男

              (写真愛好家)

機材と作品クオリティーの関係

SNS上の写真関係のクラブなどでよく見かける書き込みに写真そのものではなく、カメラや機材についてばかり書いている人を良く見かけます。
特にメーカーが新型のカメラやレンズを出した直後は又か?と、言うほど話題にあがっているモノです。
新機種で何を変えたのかな?
と、調べてみるとホンの少しだけ機能を上げていたり目的に特化した仕様に変えているだけで殆ど変わらないことが多いのですが、メーカーも大袈裟に宣伝するし、新し物好きのマニアは罪悪感に駆られたように買い替えに走ってしまう事が多いようです。
勿論財力に余裕のある方はドンドン新機種に変えて行かれるのも良いのですが、費用対効果で考えるとどうなんでしょう?
カメラが発明されてからおよそ150年程度と云われていますが、その間に大きく変わったと言えば銀塩のフィルム感光からデジタルのCMOSなどによる電気信号のDATA化に変わったくらいではないのでしょうか?
勿論 細かく分類すれば少しずつ進化を遂げては行っているのですが、革新的な変化はデジタル化以外には見あたらないでしょう。
その間に撮影技術の方は大きく変化して今では以前は合成と呼んで嫌っていたパラパラ漫画のようなタイムラプスの表現も認められています。
つまり写真は表現であり、高性能の機材とは無関係なのです。
昔の言葉に「弘法筆を選ばず」と云うのがありますが、その時の自分の表現に不可欠な機能以外は無駄に等しい存在なのです。
果たして機材自慢を振りまいている方は新型カメラに備わった全ての機能を必要としているのでしょうか?

無駄なものをたくさんバックに詰めて出掛けて行ったけど結局使ったのはカメラとレンズ一本だけだったなんてこと良くありますよね。

機材をたくさん持っているから持って回らないと不安になるのではありませんか?

持っていなければイザと云うときに使えないのも事実ですが、出掛ける前から撮影のイメージを持っていれば軽い装備に越したことはないと思います。

シンプルイズベストですね。

​カメラの機材は必要最小限で!

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