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若き日の想ひで.jpg

濱野 美津男

              (写真愛好家)

最近 改めて「いい写真とは何なのか」と、問い返すようになりました。

自分が納得するモノだけでなく、他人が見ても感銘を受ける。 そんな写真こそが本当に「いい写真」ではないのか? と、思い始めたのです。

写真には色々なジャンルがありますが、各ジャンル毎にそれが言えるような気がします。

記録写真には資料としての感銘があり

スポーツ分野の写真には瞬間を捉えたそれがあります。

子供やペットを写した写真には可愛らしさや仕草の癒される表情があり

風景の写真には恰もその場に居るような臨場感や、見た事の無い場所を疑似体験するような不思議な感動を受けるものです。

数えきれない程の各ジャンルで其々に同様の事が言えるのはその感動こそが「良い写真」の基準なのでは? と、思うのです。

ただし、仕分けの基準は見つかったとしても、それを評価する基準は全く見つかりません。

見る人の感動の度合いはその人の好みとも相まって各個人毎に違うからです。

このことは芸術一般に言えることで、最近の日本人は何でも順位を付けたがる傾向にありますが、まったくのナンセンスだと思います。

元々一人ずつ好みや評価のレベルが違うものを、どんな集計方法を用いて順位を付けようというのでしょうか?

芸術性とは、そのような曖昧な評価の中にこそ存在し得るものだと思うのです。

大多数の人が認めるもの それはヤッパリ「いい写真」なのでしょうね。

そして、それを見抜く目つまり感性を磨くことこそ今の自分にとても大切なことだと気付かされました。

抽象的な表現写真の創撮に取り組もうとしている今 他人の評価がとても気に成るのですが、とりあえず自分を信じて進めて行こうと自信につながる気づきでした。

​いい写真の定義

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