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​自分の撮影マナーを見直そう

​濱野 美津男

              (写真愛好家)

日頃写真撮影を楽しむうえで心掛けている事

それは撮影のために周囲の方に迷惑を掛けない事 それでも気付かずに失礼なことをやってしまう事もあるので心掛けは大切にしています。
先日もモデル撮影会で主催者が許可を得ていたお寺を利用させていただいた時のこと、ウッカリ石畳を外れて石庭に入り込み注意を受けている人を目にしました。
実は自分もそのチョット前 うかつにも足を踏み入れそうになって仲間から注意を受けたのでした。
何のために石を貼っているのか考えてください。 と、言われましたが、確かにそのとおりです。
日頃何も考えずに生きているのを見透かされたようで恥ずかしかった・・・ 「ボーッと生きてんじゃねえょ!」と、叱られそうですね。

以前 姫蛍の撮影に行った神社でも何も考えずに祠の前に三脚を立てていて氏子さんから注意を受けました。
どう考えますか? と、言われましたが、信仰心のない私にはピンと来ず とりあえず神の存在を大切にされているのだろうからと配慮の足りなかったことをお詫びして慌てて三脚を片付けましたが、翌年から境内での5時以降の撮影は禁止になっていましたから私の責任かな?
 と、反省しています。
もっと分かりにくいものでは「夜間撮影で動くな とか 声を出すな」と、言われたこともありますし、ホタル撮影で「虫除けスプレーを使うな」と、言われたこともあります。
確かにやらない方がイイのかもしれませんは解りますが、来るのはカメラマンばかりでもないのですから神経質になりすぎじゃないかな? と、思うのは私だけでしょうか?
因みに私に虫除けスプレーを注意した、どこかのクラブの指導者は後からくる会員のためにシッカリ三脚で何人分も場所取りをしていてソチラはモロに迷惑でした。
そう言えば以前にこんな事もありました。

春の花が咲く頃でしたが、田舎の駅舎に綺麗な花が咲くというので仲間と共に出掛けました。
到着すると直ぐに電車が来たので撮影を楽しんで引き上げていたら何処からか一人のカメラマンが走ってきました。
遠くから狙っていたのに私達が入り込んでしまったので撮れなかったから謝れと訴えています。
それは気付かずに申し訳なかったと誤っても早くから場所取りをしていたのに・・・ と、なかなか腹立ちが収まらない様子です。
私たちも気付かずに申し訳なかったが、幾ら早く来たからといってもその場を貸切にしていたわけでもないのならそこまで正当化できないのでは? と、言うとヤット引き下がりました。
鉄ちゃんと言われるカメラマンに多いタイプですが、鉄ちゃん同士の内々のルールを一般の人に言われても納得できませんからね。

撮影の現場では、あくまでも所有者の意向を尊重することは無論のこと 利用者が最優先で次が鑑賞者 そして最後に撮影者の順に権利があるのだと理解する必要がありますが、カメラをぶら下げていれば偉くなった気分で通行人に「邪魔だ」と叫んだり 鑑賞者が見ている前に平気で割り込んでカメラを構えたりと目に余る行動もよく見かけます。
報道関係者でもないのに平気でストロボを炊く人も見かけますし、人ごみの中で三脚を広げたり、早くから場所取りをして後ろの人が何も見えないような状況で最後まで粘ったりとマナーの悪さは最悪です。
以前 姫島の盆踊りを撮りに行ったときのことですが、入場口の最前列に脚立を立てて撮影している人を見かけました。
報道関係なのかな? と、思って確認しましたが、単にマナーの悪いアマチュアのカメラマンのようでした。
ローカルコンテストの常連によく見かける光景で、こんな人達が競い合うローカルの写真コンクールってなんなの? との思いが頭から離れなくなってしまいました。
今年も姫島には行こうと思っているのですが、去年のようなストロボ軍団に合わないか心配です。

マナーに過敏になる必要はないと思いますが、周囲に迷惑をかけない範囲で撮影を楽しみたいものですネ!

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