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​濱野 美津男

              (写真愛好家)

世の中には色々な写真が存在します。

子供やペットの成長を記録するものや、遭遇した事故などを写したり自分が食べた料理を写したものなど、ありとあらゆる写真がありますが、芸術写真と呼ばれる写真には、それ等とは別の評価基準が採用されているようです。

とは言え、それでも最近はデジタル撮影の復旧で手軽に加工が出来るため絵に近いグラフィク重視の写真や合成により作り出された作品までもが写真として同じコンテストに出品されるようになり、選考に悩まされるケースが多々あるように聞いています。

理由は、写真の捉え方の違いで日本では古くから「真実を捉える」との理解と、その追及が成されて来た歴史があり、コンテストの選者にはこの考え方を受け継ぐ古い写真家が多く、この主張を変えないからだと思われます。

また、日本独特の考え方として作品の良し悪しではなく、有名な写真家に師事をしたのかどうかが重要な選考の要素になっているとも聞きます。

写真を 御茶や日本舞踊などと同じような家元制度で扱おうとするのは如何なものでしょうか?

一方、西洋では最初から写真は「光画」であるとの捉え方をしていたためグラフィック作品との混同にも違和感が無いようです。

日本での この傾向はスグには無くならないでしょうから写真の世界で身を立てようとするなら世界に飛び出して行く方が早道かも知れません。

コンテストや写真での名声に興味のない私は自分が見た好きな被写体を写真として見る人に訴え掛けられる表現で撮影できればソレでよいのですが、なかなかうまく行かないのも現実です。

​残された時間の中で一枚でも納得の行く写真が撮れれば満足なのですが、果たしてどうなる事やら・・・

​私の写真感

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